jagm739eng’s diary

レッツ政治のお勉強

"安倍晋三はヤンウェンリーだった"と言ったやつ出てこい許さん

プロフィールにも書いたが、俺は大学生だった頃銀河英雄伝説(旧作のアニメ)を5周分位見ている

それはあくまで通しで見た回数で、実際は要所だけを見直したり寝つく時にラジオ代わりに垂れ流したりと実際は全110話5周分それ以上この神アニメに触れている。

 

 安倍元首相襲撃事件が2022/7/8日に発生した。その日に死亡し世間は大荒れ、ネットの言論空間も様々な憶測や投入される新情報により同様に荒れていた。ちょっと話は変わるが参院選終了まで統一教会って言葉すら報道されなかった日本の情報統制にはマジで震えた。

 

そんな稀に見る大荒れの中とあるSNSで見つけた投稿

「安倍元首相ってヤンウェンリーだったよな」

 

これはもうドエライ事ですよ。どう見てもトリューニヒトだろうと。

統一教会は地球教だ。

動機は違うが私情(私怨)により銃殺される最期まで酷似している。

 

また思想的にも安倍元首相とは異なる様子が多くのシーンで描かれている。例えば超有名なこのセリフ

「まもなく戦いが始まる。ろくでもない戦いだが、それだけに勝たなくては意味がない。勝つための算段はしてあるから無理をせず気楽にやってくれ。かかっているのはたかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃない。」

そしてその後開かれた査問会では上記のセリフについて問題視されるのだがその際のセリフ

「国家の構成員として個人が存在するのではなく、主体的な意志をもった個人が集まってできる社会のひとつの方便として国家がある以上、どちらが主でどちらが従であるか、民主社会にとっては自明の理でしょう」

これらは無政府主義者に近い主張であるが

 

個人の自由を担保しているのは国家なのである

「わたしたちが守るべきものとは何か。それは、いうまでもなく国家の独立、つまり国家の主権であり、わたしたちが享受している平和である。」

と著書"美しい国へ"で記した通り安倍元首相の思想は権威主義に寄っている。文字通り真逆の思想だ。時代背景の分トリューニヒトと主張に差異はあるが安倍の主張のベクトルがヤンよりトリューニヒト寄りである事は明らか。

 

ただしトリューニヒトは弁が立った。「聞いていると頭が悪くなってくる」と評される安倍元首相の国会答弁を見るに、その点で大きな差はあるとトリューニヒトの名誉の為に明記しておく。

統一教会による被害について国も相手取り訴えた民事裁判の和解調書に不当な圧力?

第二次安倍政権時に発生した問題です。

元ニュースこちら

www.tokyo-np.co.jp

 

霊感商法等により被害を受けた方が国の行政の不作為についても言及しながら統一教会を相手取り訴えを起こした民事裁判について書いて行きます

※行政の不作為は行政不服審査法によって定義されています最後にリンク置いておきます、すべきだった事をサボったみたいな理解で問題なさそうですが詳しい方には怒られる可能性あります

 

おおまかな流れは

 

 

被害者が統一教会・国を相手とし民事裁判を起こす

解決金により和解、支払い義務者は教会と国を除く6名(この和解調書に宗務行政の違法性・妥当性を指摘する内容の記載があった)

和解後に国から裁判所へ圧力

不作為指摘箇所をまるっと削除した2枚目の調書を裁判所が作成

原告が高齢だった為弁償を優先し弁護士はしぶしぶ承知

 

 

調書の訂正の手続き自体は法律違反ではない様ですが珍しいケースらしいです。

特に行政の介入があったとなるとこの事件により行政と統一教会側の密接な関係と行政と司法の関係が歪められている事がよく見えてきますね。

 

この件はその後の統一教会の名称変更にも繋がるらしいのですが勉強不足ですので一旦ここまで

 

行政不服審査法

統一教会の問題点(マインドコントロールによる支配)

マインドコントロール

「操作者からの影響や強制を気づかれないうちに、他者の精神過程や行動、精神状態を操作して、操作者の都合に合わせた特定の意思決定・行動へと誘導すること・技術・概念である」

といった定義がされている様です。統一教会が信者の行動を制御する為にマインドコントロールを行ったと言われています。

個人的には洗脳と言った言葉についてもほぼ同じ意味だろうと思っていましたが、洗脳は暴力や恐怖を直接与えて操作者の影響や強制の認識を与えた上で従わざるを得ない状況に追い込む手法の様なのでその点に差がある様です。しかし現状の報道等ではあまり明確に分けられていない様に思えますね。

統一教会側が「あなたの不運は地獄で苦しんでいる先祖の霊が原因です。そこでこちらの不思議な印鑑や壺等を購入してどうにかしましょう」といった(外野から見たら馬鹿げてるとしか思えませんが)恐怖や不安感を与えた上で献金・購入をすすめていたという証言もありますし確かにここの差別化はあまり重要ではないかもしれません。

 

フランスではカルト団体やマインドコントロールについてより議論や法整備が進んでおります。既にカルト団体に対してはセクト、マインドコントロールが認められた場合には無知・脆弱性不法利用罪といった罪状で取り締まられる体制が整っています。ちなみにこの議論が進んだきっかけになった事件も統一教会が40年前にフランスで起こした事件の様です。

日本にはマインドコントロール自体を取り締まる法律は未だに制定されておりませんが、既にマインドコントロールの違法性を指摘した判決は出ております。XjapanのToshiさんが10億円以上の被害にあったホームオブハート事件です。下にリンクを貼っておきます。2007年に判決が出たようです。

判決文を見るとマインドコントロールの違法性や反社会性について"論をまたない""論じるまでも無い"などの記述が散見されます。法整備されていない為このような記述にならざるを得なかったのでしょうが、社会通念上明らかな違法行為であると言った主張は確かに認められました。

マインドコントロールが違法行為だと司法判断があったのならば法整備は早急に行うべきだったと思うのですがこれは素人考えなのでしょうか...社会通念といった裁判官に大きな裁量を持たせてしまう曖昧な判断基準が認められている事自体がそもそも危険であるので、先にフランスの様な法整備が必要であったが間に合わなかった為暫定的な司法判断として認められたと位置づけした上で、その整備を急ぐ必要があると思います。

それを行わない事は

  1. マインドコントロールの違法性・反社会性の軽視
  2. 社会通念による司法判断の危険性の軽視

以上の2点から立法機関の怠慢に思えます。特に問題視されている今になってなお法整備の動きがない事は驚きました。

 

ネットでよく見る反論の例として「マインドコントロールは日常的にあるものでマインドコントロール自体を取り締まる事は難しい」といったものがありますが、これはマインドコントロールの拡大解釈や再定義による詭弁ではないでしょうか。そこまで苛烈な日常を送っている人間が多く居るとも思えませんが...

マインドコントロールとは自我が不安定になる程の人格への介入を受け、その上で行われる金銭的あるいは肉体的搾取とセットになる文脈で語られるべき言葉であって、例えば「トイレには神様が居るらしいから綺麗にしとくといいことあるよ」といった教えによってトイレ掃除を毎日行うようになった少年が居たとして、その事例に対しマインドコントロールという言葉を使う事が誤りです。

 

 

統一教会が信者にマインドコントロールを施し過去から現在に至るまで高額献金等を行わせている事は、信者の証言や安部元首相を殺害した山上氏の母の言動からも明らかになってきております。法整備を助けるマインドコントロールの違法性を認めた司法判断も既に上述のホームオブアート事件以外にも出てきている様です。

 

ここまでに書いてきたようにマインドコントロールについて法整備する為のカードはとうに十分揃っている様ですが、未だに動きが無い辺りにズブズブを感じますね流石自民党です。

どうにかして早く無知・脆弱性不法利用罪に倣ったマインドコントロールについての法整備を完了させ清く正しく潰してしまおうカルト団体!以上

 

 

ホームオブハート事件判決文

http://masakikito.com/hohcace20070226.html